LP制作で気づいた「作る前の設計」の大切さ|初心者がつまずいたポイント

スキル学習

デザインを学び始めた頃の私は、「デザイン=見た目をきれいに整えること」というイメージを持っていました。

配色を考えたり、文字を読みやすくしたり、写真を選んだり。

もちろん、それらもデザインの大切な要素です。

しかし、初めてLP(ランディングページ)制作に挑戦してみて、それ以上に難しいと感じたことがありました。

それが、「何を、どんな順番で、どう伝えるか」を考えることです。

今回は、デザイン初心者の私が初めてLPを制作して気づいた「作る前の設計」の大切さについて振り返ります。

LP制作は、いきなりデザインから始まらなかった

初めてLP制作に取り組んだとき、最初に作ったのは完成デザインではありませんでした。

まず考えたのは、

「誰に向けたページなのか」
「その人はどんなことに困っているのか」
「商品やサービスの何を魅力に感じるのか」

といったことです。

つまり、ペルソナや訴求内容を考えるところからのスタートでした。

そこから、ページにどんな情報を載せるのかを整理し、ワイヤーフレームを作っていきます。

実際に取り組んでみると、私はワイヤーフレームだけでも約3時間かかりました。

その後のLP制作には約7時間。

始める前は「デザインを作る部分が一番大変なのかな」と思っていましたが、実際には作り始める前から考えることがたくさんあることに驚きました。

ペルソナが決まらないと「何を伝えるか」も決まらない

特に難しかったのが、ペルソナを考えることです。

同じ商品やサービスでも、届けたい相手によって魅力に感じるポイントは変わります。

たとえば、

「機能が豊富だから便利」

と伝えるだけでは、それがその人にとってどんなメリットになるのかまでは分かりません。

その機能によって、

「作業時間が短くなる」
「面倒な作業が減る」
「本来やりたかった仕事に時間を使える」

など、使う人にどんな変化が起きるのかまで考える必要があります。

いわゆる「機能」ではなく「ベネフィット」を考えるということです。

言葉では理解できても、実際の商品を前にして考えると、これがなかなか難しい。

「誰に届けるのか」を決めることが、その後のデザインにもつながっているのだと実感しました。

「全部伝えたい」が、逆に分かりにくくなる

LP制作で、もう一つ印象に残っているのがファーストビューのフィードバックです。

私は最初、

「大切な情報は、最初に全部見せた方が分かりやすいのでは?」

と考えていました。

商品の特徴も伝えたい。

メリットも伝えたい。

どんなサービスなのかも説明したい。

そうして、ファーストビューにいろいろな情報を入れようとしていました。

しかし、フィードバックで指摘されたのは、最初にすべてを伝えようとすると、かえって何を伝えたいのか分かりにくくなるということでした。

ファーストビューだけですべてを説明する必要はありません。

まず興味を持ってもらい、その下へ読み進めてもらう。

その役割を考えて情報を選ぶことも必要でした。

これは私にとって、かなり大きな気づきでした。

「入れること」だけでなく「入れないこと」もデザイン

初心者の私は、どうしても、

「これも大事だから入れよう」

と考えがちでした。

でも、スペースには限りがあります。

全部を目立たせようとすると、結局どれも目立たなくなってしまいます。

何を一番伝えたいのか。

どの情報を先に見せるのか。

何を次のセクションに回すのか。

場合によっては、何を載せないのか。

そうした情報の優先順位を決めることもデザインの一部なのだと分かりました。

これは、色やフォントの使い方を覚えるだけでは身につかなかった視点だと思います。

フィードバックを受けて、デザインの見方が変わった

自分一人で作っていると、「これで分かりやすい」と思ってしまうことがあります。

でも、第三者に見てもらうと、

「ここに情報が集中している」
「この部分は次に読み進めてもらう役割でいい」
「もっと優先順位をつけた方が伝わりやすい」

など、自分では気づかなかった部分が見えてきます。

私はそれまで、フィードバックというと「文字が小さい」「余白が狭い」といった見た目の修正を想像していました。

しかし、LP制作ではそれだけではありませんでした。

「そもそも、なぜこの情報をここに置くのか」まで考える。

見た目を整える前の部分にも、デザインすることがたくさんあるのだと知りました。

「作る前に考える」こともデザインだった

初めてLPを制作して一番大きく変わったのは、デザインに対する考え方かもしれません。

以前は、PhotoshopやFigmaなどのツールを使えるようになることが、デザイン上達への近道だと思っていました。

もちろん、ツールを使えることも必要です。

でも、ツールはあくまで考えたものを形にするための手段。

その前に、

誰に届けるのか。
何を伝えるのか。
どんな順番なら伝わるのか。
何を一番目立たせるのか。

を考えなければ、見た目をきれいに整えても「伝わるデザイン」にはならないのだと思います。

まとめ|デザインは画面を開く前から始まっている

初めてLP制作に挑戦したことで、私は「作る前の設計」の難しさを知りました。

ペルソナを考える。

伝えたいことを整理する。

ワイヤーフレームを作る。

情報に優先順位をつける。

そして、それをデザインとして形にしていく。

初めてだったこともあり、ワイヤーフレームに約3時間、LP制作には約7時間かかりました。

それでも、時間をかけて一度経験したことで、デザインはツールを開いてから始まるものではないと分かったのは大きな収穫でした。

まだ「何をどう伝えるか」を考えることには難しさを感じます。

それでも、以前のように「きれいに作れればいい」と考えるのではなく、

「これは誰に、何を伝えるためのデザインなのか?」

を考えてから作り始められるようになりたいと思います。


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