デザインの勉強を始めてから、何度もフィードバックを受けてきました。
最初の頃は、フィードバックをもらうたびに、
「こんなところまで見るんだ」
「自分では全然気づかなかった」
と思うことばかりでした。
文字の位置。
余白。
写真の見せ方。
色の濃さ。
影の付け方。
ほんの少しの違いなのに、修正すると確かに見やすくなる。
そんな経験を繰り返してきました。
今でも、自分だけでは気づけないことはたくさんあります。
それでも数か月間フィードバックを受け続けてきて、少しずつ「指摘されたところを直す」以外の変化も出てきたように感じています。
今回は、デザイン初心者の私がフィードバックを受け続けて感じた変化を振り返ります。
最初は「正解を教えてもらうもの」だと思っていた
デザインを始めた頃の私は、フィードバックを、
「自分が間違っているところを教えてもらうもの」
のように考えていました。
指摘されたところを修正して、見本や完成形に近づける。
もちろん、それもフィードバックの大切な役割だと思います。
でも、何度も受けるうちに、それだけではないと感じるようになりました。
例えば、
「この文字をもう少し目立たせる」
と指摘されたとしても、大切なのはその文字を大きくすることだけではありません。
なぜ目立たせる必要があるのか。
このデザインの中で、一番最初に何を見てほしいのか。
ほかの文字との優先順位はどうなっているのか。
修正内容ではなく、その修正が必要になった理由まで考える。
そうすると、別の制作でも使える学びになります。
自分では「できた」と思ったところに修正が入る
フィードバックを受けていて難しいのは、自分では問題ないと思っていた部分にも修正が入ることです。
制作中に何度も見直して、
「これで大丈夫そう」
と思って提出します。
それでも、
「もう少し余白を空けた方がいい」
「文字の位置を少し調整した方がいい」
「背景とのコントラストを強くした方が見やすい」
など、自分では気づかなかった部分を指摘されます。
サムネイル制作でも、影の強さや細い線、背景色、吹き出しなど、かなり細かな部分までフィードバックを受けました。
一つひとつは小さな修正でも、直して比べてみると、
「確かにこっちの方が見やすい」
と感じることがあります。
デザインは大きなレイアウトだけでなく、こうした小さな調整の積み重ねで印象が変わるのだと実感しました。
「なんとなく変」から、理由を探すようになった
以前は、自分の制作物と参考デザインを並べたとき、
「なんか違う」
としか言えないことがよくありました。
でも、模写や制作、フィードバックを繰り返す中で、少しずつ見る場所が増えてきました。
文字の大きさはどうか。
行間はどうか。
余白は均等か。
写真の明るさは合っているか。
影が強すぎないか。
背景と文字のコントラストは十分か。
情報の優先順位は伝わるか。
まだすぐに答えが分かるわけではありません。
それでも、
「なんか変」で終わらず、「どこが違うんだろう」と分解して見る
ようになったことは、大きな変化だと思っています。
同じような指摘を受けると、自分の癖が見えてくる
フィードバックを一度受けただけでは、その制作物を直して終わってしまうこともあります。
でも何度も受けていると、
「あれ、これ前にも言われたかも」
と思うことがあります。
例えば、余白。
文字の見せ方。
情報の優先順位。
細かな装飾。
似たような部分を何度も指摘されると、そこが自分の苦手な部分なのだと分かります。
逆に、以前指摘された部分を提出前に自分で見つけられたときは、
「前のフィードバックが少し身についているかも」
と思えます。
一つの作品の点数を上げるためだけではなく、
複数のフィードバックを並べることで、自分の傾向が見えてくる。
これも、続けて受けてみて分かったことでした。
フィードバックを受けるほど自信がなくなることもある
ただ、フィードバックがいつも前向きに受け取れるわけではありません。
修正点がたくさんあると、
「自分はまだ全然できていない」
と感じることもあります。
特に制作を続けて少し慣れてきた頃の方が、細かな部分まで見えるようになり、
「実際の仕事で自分に作れるのかな」
と不安になることもありました。
参考デザインを見ても、なぜこの構成なのか分からない。
自分で作ると似たようなレイアウトになる。
自分にはまだデザインの引き出しが少ないと感じる。
フィードバックを受けることで、できるようになったことだけではなく、今の自分に足りないものも見えるようになりました。
でも最近は、それも学習が進んだから見えるようになった部分なのかもしれないと思っています。
何も知らなかった頃は、何が分からないのかすら分かりませんでした。
今は少なくとも、
「ここが苦手かもしれない」
と考えられます。
それなら、次に練習することも見つけられます。
修正するだけではなく「次に使う」ことを意識したい
フィードバックを受け続けて、今後もっと意識したいと思っていることがあります。
それは、
もらったフィードバックを、その作品だけで終わらせないこと。
指摘された部分を直せば、その作品は完成します。
でも次の制作でまた同じことを指摘されたら、学びを十分に活かせていないことになります。
例えば、
「影が強すぎた」
なら、次の制作では提出前に影を確認する。
「文字の優先順位が分かりにくかった」
なら、次は最初に情報の重要度を整理する。
「余白が狭かった」
なら、最後のチェック項目に余白を入れる。
こんなふうに、フィードバックを次の制作で確認するポイントに変えることで、少しずつ自分だけでも判断できることを増やしていきたいです。
フィードバックは「答え」ではなく、見る視点を増やすものだった
数か月前の私は、フィードバックをもらうと、
「ここを直せばいいんだ」
と思っていました。
今は、
「どうしてここを直すんだろう」
「次の制作ではどこを確認すればいいんだろう」
と考えることが少しずつ増えています。
もちろん、まだ自分だけで気づけないことはたくさんあります。
フィードバックを受けて、
「そこまで見ていなかった」
と思うこともあります。
でも、それを繰り返すたびに、自分がデザインを見るときの視点が一つずつ増えているように感じます。
まとめ|「直してもらう」から「自分で気づく」へ
デザインを始めた頃は、フィードバックを受けること自体に緊張していました。
修正点が多いと、できていないところばかりに目が向くこともありました。
でも、何度もフィードバックを受けてきた今は、
修正点があることと、成長していないことは同じではない
と思えるようになってきました。
以前なら気づかなかった違和感に気づく。
指摘された理由を考える。
同じ指摘から自分の癖を見つける。
そして次の制作で、指摘される前に自分で確認してみる。
そうやって少しずつ、
「教えてもらわないと分からない」から「自分でも気づける」へ
進んでいけたらと思います。
フィードバックをもらうことがゴールではなく、いつか自分で判断できることを増やすために。
これからも、もらった言葉を一つの作品だけで終わらせず、次の制作につなげていきたいです。
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