Webデザインの勉強を始めた頃、私が考えていたのは、
「Photoshopを使えるようになりたい」
「バナーやWebサイトを作れるようになりたい」
ということでした。
デザインスキルを身につけて、ポートフォリオを作って、案件に応募する。
そうすれば少しずつ仕事につながっていくのだと思っていました。
でも、実際にデザインを学び、案件を探したり、フリーランスとして働いている方の話を聞いたりするようになると、
「作れるだけでは、仕事にはならないのかもしれない」
と感じるようになりました。
最近はデザインやコーディングと並行して、ビジネスについても少しずつ学んでいます。
今回は、なぜデザインを学んでいた私が「ビジネスも必要」と考えるようになったのかを振り返ります。
最初は「スキルがあれば仕事になる」と思っていた
デザインを始めたばかりの頃は、とにかくできることを増やそうとしていました。
Photoshopを覚える。
Figmaを使う。
Illustratorを勉強する。
LPを作る。
ポートフォリオを作る。
さらにコーディングも学ぶ。
できることが増えれば、その分応募できる仕事も増えて、収入にもつながると思っていました。
もちろん、今でもスキルは必要だと思っています。
できない仕事を受けることはできませんし、依頼されたものをきちんと作れる力は必要です。
でも、勉強を続けるうちに一つ疑問が出てきました。
「作れるようになったとして、どうやって仕事にするんだろう?」
ということです。
「作れる」と「仕事になる」の間に知らないことがたくさんあった
案件を探し始めると、制作以外にも考えることがたくさんありました。
どんな人を相手にするのか。
どんな悩みを解決できるのか。
自分は何を提供するのか。
どうやって自分を知ってもらうのか。
どう提案するのか。
いくらで提供するのか。
そして、一度仕事をして終わりではなく、どうすれば信頼してもらえるのか。
こうしたことは、Photoshopの使い方を覚えるだけでは分かりません。
デザインの勉強をしていたはずなのに、仕事にしようとすると急に知らないことが増えました。
そこで初めて、
制作スキルと、制作を仕事にするための力は別なのかもしれない
と思うようになりました。
「誰に何を届けるか」を考えるようになった
ビジネスについて学び始めて、特に意識するようになったのが、
「誰に、どんな価値を届けるのか」
ということです。
これはデザインにもつながっていると感じます。
例えばバナーを作るときも、ただ自分が好きなデザインを作ればいいわけではありません。
誰に見てほしいのか。
何を伝えたいのか。
見た人にどうしてほしいのか。
目的によって、使う写真も、色も、文字の大きさも変わります。
LP制作でペルソナや情報設計を考えたときにも、同じようなことを感じました。
「きれいに作る」ことだけがデザインではなく、
相手に必要な情報を届けるためにデザインする。
そう考えると、デザインとビジネスは思っていたほど離れたものではないのかもしれません。
「自分ができること」だけを考えていた
これまでの私は、
「Photoshopが使えます」
「バナーが作れます」
「LPが作れます」
と、自分ができることを増やすことばかり考えていました。
でも仕事を依頼する側からすると、大切なのは「その人がPhotoshopを使えるか」だけではありません。
例えば、
商品をもっと知ってもらいたい。
SNSから問い合わせにつなげたい。
サービスの魅力を分かりやすく伝えたい。
そんな目的があって、そのための手段としてデザインが必要になります。
そう考えると、
「私は何ができます」ではなく、「それを使って相手に何を提供できるのか」まで考える必要がある
と気づきました。
これは今もまだ練習中です。
自分に何ができるのか。
誰のどんな悩みに役立てるのか。
簡単には答えが出ません。
だからこそ、制作だけではなく、自分自身や相手について考える時間も必要なのだと思っています。
人によって「必要」と言うものが違うから難しい
フリーランスや副業についていろいろな人の話を聞くようになって、もう一つ感じたことがあります。
それは、人によって言うことがかなり違うということです。
「まずはスキルを身につけた方がいい」
という人もいれば、
「スキルより営業が大切」
という人もいます。
「ポートフォリオが重要」という話もあれば、実績や人とのつながりを重視する考え方もあります。
最初は、
「結局、何が正解なの?」
と迷いました。
でも最近は、全員に共通する一つの正解を探すより、
自分がどんな働き方をしたいのかを考えたうえで、必要なものを選ぶことが大切なのではないか
と思っています。
誰かが「必要」と言ったものを全部勉強していたら、時間はいくらあっても足りません。
人の意見を聞くことと、その通りにすることも別です。
自分で考えて選ぶことも、仕事をしていくうえで必要な力なのだと思います。
ビジネスを学ぶ=売ることだけではなかった
以前の私は、「ビジネスを学ぶ」と聞くと、
営業やマーケティングなど、商品を売るための勉強というイメージを持っていました。
でも今は、それだけではないと感じています。
自分は何をしたいのか。
誰の役に立ちたいのか。
相手は何に困っているのか。
自分にできることは何なのか。
どうすれば安心して仕事を任せてもらえるのか。
そして、仕事をしたあとも「またお願いしたい」と思ってもらうにはどうすればいいのか。
こうしたことを考えるのも、ビジネスの一部なのだと思うようになりました。
そう考えると、特別なことというより、
相手に価値を届けて、その対価としてお金をいただくための仕組みを考えること
なのかもしれません。
だからといって、デザインの勉強をやめるわけではない
ビジネスが必要だと感じたからといって、
「デザインを勉強しても意味がない」
と思ったわけではありません。
むしろ逆です。
届けたい相手や目的が分かっていても、それを形にする力がなければ制作はできません。
デザインだけでも足りない。
ビジネスだけでも足りない。
今の私は、そんなふうに考えています。
だからこそ、
デザインを学びながら、それをどう役立てるのかも一緒に考える。
これからは、この二つを少しずつつなげていきたいと思っています。
まとめ|「何を作れるか」の次を考え始めた
デザインの勉強を始めた頃の私は、
「何を作れるようになるか」
ばかり考えていました。
でも今は、その先にある、
「誰のために作るのか」
「何のために作るのか」
「どうやって仕事につなげるのか」
まで考えるようになりました。
まだ、ビジネスについて分からないことはたくさんあります。
自分の商品や強みについても、これからもっと考えていく必要があります。
それでも、
「スキルを身につければ終わりではない」
と気づけたことは、以前の自分との大きな違いです。
制作スキルを磨くこと。
実際に仕事につなげる方法を学ぶこと。
どちらか一方ではなく、少しずつ両方を育てながら、自分なりの働き方を探していきたいと思います。
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