Photoshopを使ったデザイン制作に少しずつ慣れてきた頃、Illustratorの学習を始めました。
どちらもAdobeのデザインツールですし、画面にも似ている部分があります。
そのため始める前は、
「Photoshopを使えるようになってきたし、Illustratorもなんとかなるのでは?」
と思っていました。
ところが、実際に触ってみると、
「似ているようで全然違う……!」
想像以上に苦戦しました。
今回は、Photoshopを先に学んだ私がIllustratorを使い始めて戸惑ったことと、そこから学習を続けて感じた変化について振り返ります。
Photoshopに慣れたからこそ混乱した
PhotoshopとIllustratorには、共通している部分もあります。
文字を入力したり、図形を作ったり、レイヤーを使ったり。
同じAdobe製品なので、見覚えのあるツールもあります。
でも、「見たことがある」と「同じように使える」は別でした。
Photoshopで身につけた感覚のまま操作しようとすると、
「Photoshopならこうするのに……」
と手が止まります。
逆に、少し似ているからこそ混乱することもありました。
まったく知らないソフトをゼロから覚えるというより、知っている操作と新しい操作が頭の中で混ざってしまう感覚です。
「線を引く」だけでも難しかった
Illustratorを始めたばかりの頃、特に印象に残っているのが線の扱いです。
デザインソフトなのだから、線くらい簡単に引けるだろうと思っていました。
ところが、実際には思ったように操作できません。
線や図形を作る。
位置を調整する。
選択する。
形を変える。
一つひとつは基本的な操作なのに、最初はその基本で何度も止まりました。
学習を始めた頃には、レッスンを進めながら、
「これ、本当に自分で作れるようになるのかな……」
と思ったこともあります。
Photoshopを初めて触った頃も分からないことだらけだったはずなのに、一度使えるようになってしまうと、その頃の感覚を忘れてしまうものです。
Illustratorを始めたことで、久しぶりに「何をどう操作すればいいのか分からない初心者」に戻ったような感覚がありました。
PhotoshopとIllustratorは得意なことが違う
学習を進めるうちに、そもそもPhotoshopとIllustratorを「似たソフト」と考えること自体が違うのかもしれないと思うようになりました。
Photoshopは写真加工や画像編集が得意。
一方、Illustratorは図形や線、文字などを組み合わせたデザインが得意です。
同じ「デザインを作る」という目的でも、得意なことが違います。
最初は、
「Photoshopではできたのに、なんでIllustratorではできないんだろう」
と考えていました。
でも、それぞれに向いている作業があると分かってからは、
「どちらが使いやすいか」ではなく「何を作るためにどちらを使うか」
と考えるようになりました。
分からなくても、実際に作ってみる
Illustratorの操作を一通り学んだからといって、すぐ自由にデザインできるようになったわけではありません。
そこで取り組んだのが、サムネイルの模写です。
お手本を見ながら、
「この背景はどう作っているんだろう?」
「この文字はどうやって傾けている?」
「この線はどう作ればいい?」
と、一つずつ考えながら再現していきました。
当然、分からないこともたくさん出てきます。
調べたり、試したり、フィードバックをもらって修正したり。
そうやって実際に制作していくうちに、少しずつIllustratorの操作にも慣れてきました。
レッスンを見るだけでは覚えられなかったことも、「これを作りたい」という目的ができると、必要な操作として覚えやすくなるように感じます。
フィードバックで「操作」以外を見るようになった
Illustratorでの制作に慣れてくると、悩むポイントも少しずつ変わってきました。
最初は、
「この機能はどこ?」
「どうやってこの形を作るの?」
と、操作そのものに苦戦していました。
でも、サムネイル制作とフィードバックを繰り返していくと、
文字の位置。
余白。
角丸の大きさ。
テキストフレームの幅。
グラデーションの位置。
といった、デザインそのものの細かな違いを見る機会が増えてきました。
もちろん、今でもIllustratorで分からない操作はあります。
それでも「ツールの使い方が分からなくて何もできない」という状態からは、少しずつ抜け出してきたように感じています。
Photoshopができても、最初からできなくて当たり前だった
Illustratorを始めた頃は、Photoshopをある程度使えるようになっていたからこそ、
「同じデザインソフトなのに、なんでこんなにできないんだろう」
と少し焦っていました。
でも、考えてみればPhotoshopだって最初から使えたわけではありません。
分からない操作を調べて、実際に作って、修正して。
それを繰り返したから少しずつ使えるようになりました。
Illustratorも同じでした。
一つのツールが使えるようになったからといって、別のツールまで最初から使えるわけではない。
当たり前のことですが、実際に新しいツールを学んだからこそ実感できたことです。
まとめ|「できない」に戻るのも学習の一部
Photoshopに慣れてからIllustratorを始めたことで、私は久しぶりに「できないことだらけ」の状態を経験しました。
最初は基本的な操作でも止まり、
「本当に使えるようになるのかな」
と思ったこともあります。
それでも、レッスンを見るだけでなく、実際にサムネイルを作り、分からないところを調べ、フィードバックを受けて修正することを繰り返してきました。
すると少しずつ、悩む内容が「操作方法」から「どうすればもっとデザインがよくなるか」に変わってきました。
新しいことを学べば、また初心者に戻ります。
でも、「できない」と感じることは、前に進んでいない証拠ではなく、新しいことに挑戦している証拠なのかもしれません。
Illustratorもまだ勉強中です。
これからも実際にいろいろなものを作りながら、少しずつ「使えるツール」にしていきたいと思います。



コメント